『風光の峰 雲上の渓 黒部源流の山々』
このフィールドは 3000m 級の山々が連なりアプローチが長く山行にチャレンジする前に自分へのチャレンジの場でした。そう言った意味で、この作品には「 嘆き･愚痴･後悔」が隠れています（笑）山行中に嗚咽が出る事も度々ありました。山登りが好きだからではなく自然への好奇心だけで歩いてきました。しかしながら、このような頂きに辿り着く事ができたのは多くの仲間の力添えがあったからです。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
「ありがとうございました！」
さて、自然への好奇心から始まった黒部源流撮影山行。撮影が進むにつれて僕の興味の対象に変化が現れます。それは 辛く厳しい環境に人はなぜ集まるのか？」写真展を見終わった時、その答えが皆さんの心に思い浮かんできたら嬉しく思います。
登山はリスクと背中合わせのですが、ルール＆マナー･装備や施設･知識と情報。それから体力にあった行動を守ればとても有意義なものになると思います。ほとんどの登山者は登山前よりも輝いた笑顔で帰っていきますからね。僕はその笑顔が大好きです。登山には解決しなければならない問題が沢山ありますが、この笑顔が解決の糸口になると思っています。僕の写真展を見て少しでも山に興味を持って頂けたならばロープウェイトレッキングで構いません、山を歩いてみませんか？